HTML における空白文字

空白文字は HTML のタグにおける属性や属性値を区切ったり、CSS においてはプロパティ値を区切ったりする用途で主に使用されますが、ここでは「空白文字」の定義について簡単に解説します。

HTML Standard 仕様における空白文字は下記のように定義されています。

ASCII whitespace is U+0009 TAB, U+000A LF, U+000C FF, U+000D CR, or U+0020 SPACE.

つまり、「タブ(U+0009)」、「改行(U+000A)」、「フォームフィード(U+000C)」、「キャリッジリターン(U+000D)」、「スペース(U+0020)」 の 5 文字が空白文字として扱われます。

よって、「空白文字で区切って」という表現があったとき、下記のようにスペース(U+0020)で区切ってもよいですし、改行(U+000A)で区切っても空白文字で区切られたのと同じ扱いになります。

<video id="sample" src="sample.mp4" poster="sample.jpg" autoplay muted loop></video>
<video
id="sample"
src="sample.mp4"
poster="sample.jpg"
autoplay
muted
loop></video>

一方で、画面上の見た目は同じように見えても、それ以外の空白文字、例えば「全角スペース(U+3000)などは、空白文字としては扱われませんので注意してください。HTML や CSS の解説において、「空白文字」といった場合は、前述した 5 文字を指します。

なお、HTML においては、連続する 2 つ以上の空白文字は、1 つにまとめられて表示されますが、CSS の white-space プロパティでこの扱いは指定可能です。

用途から目的の要素を探す

用途から HTML5 の要素を逆引きできます。

テキストに対する意味づけを行いたい
テキストの編集を示したい
改行や折り返しを指定したい
上付きや下付きを指定したい
テキストの書字方向を制御したい
テキストにルビをふりたい
箇条書きなどリストを表したい
セクションを定義したい
コンテンツをグループ化したい
画像や映像などを埋め込みたい
スクリプトやスタイルを埋め込みたい
フォーム関連の要素
テーブル関連の要素
ドキュメントにメタデータを付与したい
インタラクティブな要素
その他

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