HTML Tag Reference
HTML 用語解説
HTML を理解する上で必要な用語や概念について簡単に説明しています。
カテゴリ
HTML におけるカテゴリは、各要素の分類で、各要素は 0個以上のカテゴリに分類されます。つまり、カテゴリがなしの要素も一部はありますが、ほとんどの要素はなんらかのカテゴリに属します。
カテゴリについて詳しくは下記、補足情報で解説しています。
コンテンツモデル
HTML におけるコンテンツモデルは、その HTML 要素が、どの要素を、内容として持つことができるか、つまり自分の子要素とすることができるかという決まりを表します。
例えば、コンテンツモデルが、「フロー・コンテンツ」 であれば、その要素はフロー・コンテンツ カテゴリに属する要素を内容として持つことができます。また、一部の要素は、コンテンツモデルが 「空」、つまり内容を持つことができなかったり、特定の要素のみを内容とできる場合など、要素ごとに細かく決められています。
コンテンツモデルを理解することで、その要素の子要素としてどの要素が使えるのか、といったことがわかるようになっています。
コンテンツモデルについて詳しくは下記、補足情報で解説しています。
ブラウジング・コンテキスト
ブラウジング・コンテキストとは、文書が閲覧者に掲示される環境のことですが、これは例えばブラウザウィンドウ、ブラウザタブ、フレームなどが含まれます。
入れ子になったブラウジング・コンテキスト
入れ子になったブラウジング・コンテキストは、ブラウジング・コンテキストが入れ子になっている、つまり、ブラウジング・コンテキスト内に表示されるブラウジング・コンテキストということになります。iframe 要素などで埋め込まれたブラウジング・コンテキストは、入れ子になったブラウジング・コンテキストです。
iframe srcdoc 文書
グローバル属性
グローバル属性とは、すべての要素で共通に使える属性のことです。HTML5 におけるグローバル属性の一覧はこちらです。
論理属性
論理属性とは、「値を指定せずに、その属性が存在するかしないかだけで意味を持つ属性」 のことです。例えば、audio 要素や video 要素の autoplay 属性などが論理属性ですが、<audio src="..." autoplay></audio>
のように属性値の記述を省略したり、<audio src="..." autoplay=""></audio>
のように空の値を指定しても、その属性が存在するということで有効になります。
ただし、XHTML においては、論理属性を記述する際、属性値の省略はできません。よって、autoplay=""
のように記述する必要があります。
列挙属性
列挙属性とは、「事前に定義されたいくつかの属性値を持つことが可能な属性」 のことです。例えば、audio 要素や video 要素の preload 属性などが列挙属性ですが、none
、auto
、metadata
いずれかのキーワードを属性値として指定可能です。
また、列挙属性は 2つの条件においてデフォルト値を持ちます。1つは属性値が空だった場合、もう 1つは未定義の値 (つまり不正な値) が指定された場合です。preload
属性の場合、属性値が空の場合は auto
が指定されたものとして扱われます。不正な値が指定された場合はブラウザの実装に依存します。
補足解説
用語解説など、補足記事を下記にまとめています。