blockquote 要素段落単位での引用を表す

blockquote 要素は、段落単位での引用を表します。

blockquote 要素の内容は、他のリソースから引用されたものになります。その外部リソースが URI を持つ場合、それを cite 属性で指定することができます。引用元が Web 上に公開された文書であればその URL が cite 属性の値として使用できます。一般的に販売されている書籍で ISBN コードが発行されている場合は、urn:isbn: スキームを用いて ISBN コードを指定し、引用元を示すこともできます。

語句単位での引用に関しては、q要素を使用します。

blockquote 要素の仕様

カテゴリ
コンテンツモデル
この要素を使用できる文脈

フロー・コンテンツが期待される場所

この要素で使用できる属性

詳細説明

blockquote 要素は、セクショニング・ルート要素です。よって、blockquote 要素内で使われる見出し要素は、blockquote 要素の外側のアウトラインに影響を与えません。引用文が見出し要素を含む文書だった場合でも、文書全体のアウトラインを気にして見出しレベルを調整したりする必要はありません。

blockquote 要素のサンプルソース

<blockquote cite="http://ja.wikipedia.org/wiki/HTML5">
 <p>
  HTML5 は、プロプライエタリなプラグインとして提供されている
  リッチインターネットアプリケーションのプラットフォームを
  置き換えることを標榜しており、ウェブアプリケーションの
  プラットフォームとしての機能やマルチメディア要素が実装されている。
 </p>
</blockquote>
<!-- 引用元へのリンクに cite 要素を使用した例 -->
<blockquote cite="http://ja.wikipedia.org/wiki/HTML5">
 <p>
  HTML5 は、プロプライエタリなプラグインとして提供されている
  リッチインターネットアプリケーションのプラットフォームを
  置き換えることを標榜しており、ウェブアプリケーションの
  プラットフォームとしての機能やマルチメディア要素が実装されている。
 </p>
 <p>
  <cite>
   <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/HTML5">HTML5 - Wikipedia</a>
  </cite> から引用
 </p>
</blockquote>
<!-- ISBN を使用した引用元の言及 -->
<blockquote cite="urn:isbn:978-4-1010-1001-4">
 <p>
  吾輩は猫である。名前はまだない。
 </p>
 <p>
  どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。なんでも薄暗い…
 </p>
</blockquote>

主要ブラウザの対応

IE11
Edge(EdgeHTML)
Edge(Chromium)
Chrome
Firefox
Safari
iOS Safari
Android Chrome

仕様書の該当箇所

4.4.4 The blockquote element

用途から目的の要素を探す

用途から HTML5 の要素を逆引きできます。

テキストに対する意味づけを行いたい
テキストの編集を示したい
改行や折り返しを指定したい
上付きや下付きを指定したい
テキストの書字方向を制御したい
テキストにルビをふりたい
箇条書きなどリストを表したい
セクションを定義したい
コンテンツをグループ化したい
画像や映像などを埋め込みたい
スクリプトやスタイルを埋め込みたい
フォーム関連の要素
テーブル関連の要素
ドキュメントにメタデータを付与したい
インタラクティブな要素
その他

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