dfn 要素定義語を表す

dfn 要素は文書内で定義されている定義語を表します。

定義語とは、その語句の定義が、それを含む段落やセクション内で言及されている語句のことです。もし、dfn 要素が、 dt 要素の内容である場合は、後続の dd 要素で言及されるはずです。つまり <dfn>サッカー</dfn> とした場合、これを含むセクション内で、サッカーについて説明がされている必要があります。

定義語となるルールは下記の通りです。

  1. dfn 要素が title 属性を持っている場合、title 属性値が定義語となります。
  2. dfn 要素が内包する唯一の子要素が title 属性を持った abbr 要素の場合、その title 属性値が定義語になります。
  3. 上記のいずれにも当てはまらない場合、dfn 要素の内容となるテキストが定義語になります。

dfn 要素の仕様

カテゴリ
コンテンツモデル

ただし、dfn 要素を子孫に持つことはできません。

この要素を使用できる文脈

フレージング・コンテンツが期待される場所

この要素で使用できる属性

この要素に対して使用される title 属性は、特別な意味をもちます。

dfn 要素のサンプルソース

<!-- 「HyperText Markup Language」という語句を定義語としています -->
<p>
 <dfn><abbr title="HyperText Markup Language">HTML</abbr></dfn> は
 ウェブ上の文書を記述するためのマークアップ言語である。
 文章の中に記述することでさまざまな機能を記述設定することができる
</p>
…省略…
<p>長々と説明してきたが、<abbr title="HyperText Markup Language">HTML</abbr> を
 使用することで様々な情報を…
</p>
<!-- この場合は「ウェブサイト」が定義語となります -->
<p>
 <dfn title="ウェブサイト">サイト</dfn>とは…
</p>
<!-- この場合は「サッカー」が定義語となります -->
<p>
 <dfn>サッカー</dfn>とは…
</p>
<!-- 文書内で冒頭で定義した語句を後段で参照した例 -->
<p>
 <dfn id="about-html"><abbr title="HyperText Markup Language">HTML</abbr></dfn> は
 ウェブ上の文書を記述するためのマークアップ言語である。
 文章の中に記述することでさまざまな機能を記述設定することができる
</p>
…省略…
<p>長々と説明してきたが、<a href="#about-html"><abbr title="HyperText Markup Language">HTML</abbr></a> を
 使用することで様々な情報を…
</p>
<!-- dt 要素内にある定義語は後続の dd 要素内で言及されるべきです -->
<dl>
 <dt><dfn>サッカー</dfn></dt>
 <dd>サッカーとは…</dd>
</dl>

主要ブラウザの対応

IE11
Edge(EdgeHTML)
Edge(Chromium)
Chrome
Firefox
Safari
iOS Safari
Android Chrome

仕様書の該当箇所

4.5.8 The dfn element

用途から目的の要素を探す

用途から HTML5 の要素を逆引きできます。

テキストに対する意味づけを行いたい
テキストの編集を示したい
改行や折り返しを指定したい
上付きや下付きを指定したい
テキストの書字方向を制御したい
テキストにルビをふりたい
箇条書きなどリストを表したい
セクションを定義したい
コンテンツをグループ化したい
画像や映像などを埋め込みたい
スクリプトやスタイルを埋め込みたい
フォーム関連の要素
テーブル関連の要素
ドキュメントにメタデータを付与したい
インタラクティブな要素
その他

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