hr 要素段落レベルでの区切りを表す

hr 要素は段落レベルでの区切りを表します。例えば、物語の中でシーンが変わる場合や、文章内で別の話題に切り替わる際に使用されます。

話題の変化と同時に文章のセクション自体が変わる場合は、見出しレベルの変更や、セクショニング・コンテンツによって表すべきですが、同一のセクション内で話題を変えたい場合には hr 要素が使用できます。

menu 要素内での hr 要素

menu 要素の type 属性は HTML Standard 仕様において削除されました。

menu 要素type="context" が指定されている場合、menu 要素の子孫要素となる hr 要素は、各メニュー項目を区切るセパレータとして機能します。項目の多いメニューを作成する際などに利用することができます。

hr 要素の仕様

カテゴリ
コンテンツモデル
この要素を使用できる文脈

フロー・コンテンツが期待される場所

この要素で使用できる属性

hr 要素のサンプルソース

<article>
 <h1>今日の出来事</h1>
 <p>
  今日は9時に起きなければならなかったのに目が覚めたら10時だった。終わった。
 </p>
 <hr />
 <p>
  昼になってごはんを食べていると宅配便が届いた。
 </p>
 <p>
  …省略…
 </p>
 <hr />
 <p>
  夕飯はピザを注文したが、30分待っても来なかった。
 </p>
</article>
<!-- このようにセクション自体が変わっている部分に hr 要素を入れる必要はありません -->
<article>
 <h1>水曜日の出来事</h1>
 <p>
  今日は9時に起きなければならなかったのに目が覚めたら10時だった。終わった。
 </p>
</article>
 
<hr />
 
<article>
 <h1>火曜日の出来事</h1>
 <p>
  夕飯はピザを注文したが、30分待っても来なかった。
 </p>
</article>

主要ブラウザの対応

IE11
Edge(EdgeHTML)
Edge(Chromium)
Chrome
Firefox
Safari
iOS Safari
Android Chrome

仕様書の該当箇所

4.4.2 The hr element

用途から目的の要素を探す

用途から HTML5 の要素を逆引きできます。

テキストに対する意味づけを行いたい
テキストの編集を示したい
改行や折り返しを指定したい
上付きや下付きを指定したい
テキストの書字方向を制御したい
テキストにルビをふりたい
箇条書きなどリストを表したい
セクションを定義したい
コンテンツをグループ化したい
画像や映像などを埋め込みたい
スクリプトやスタイルを埋め込みたい
フォーム関連の要素
テーブル関連の要素
ドキュメントにメタデータを付与したい
インタラクティブな要素
その他

このページの上部へ