rp 要素ルビを囲む括弧を表示する

rp 要素はルビに対応していない環境において、ルビを囲む括弧を表示します。ruby 要素の子要素、かつ rt 要素の前後にのみ記述することが可能です。

ルビに対応していない環境においては rp 要素の内容はそのまま表示されますが、対応している環境では非表示になります。これにより、ルビを括弧で囲んで記述しておき、その括弧部分を rp 要素でマークアップしておくことで、ルビに対応する環境においては括弧抜きでルビが表示され、非対応環境では、括弧付きで通常のテキストのようにルビが表示されます。

<ruby>漢<rp> (</rp><rt>かん</rt><rp>) </rp>字<rp> (</rp><rt>じ</rt><rp>) </rp></ruby>

のように記述することで、ルビに非対応のブラウザでは

漢 (かん) 字 (じ)

と表示されます。

rp 要素の仕様

カテゴリ
  • なし
コンテンツモデル
この要素を使用できる文脈

ruby 要素の子要素、かつ rt 要素の前後。

この要素で使用できる属性

rp 要素のサンプルソース

<p>
 <ruby>漢<rp> (</rp><rt>かん</rt><rp>) </rp>字<rp> (</rp><rt>じ</rt><rp>) </rp></ruby>
</p>
<ruby>
  <rb>法</rb>
  <rb>華</rb>
  <rb>経</rb>
<rp>(</rp>
  <rtc>
    <rt>ほ</rt>
    <rt>け</rt>
    <rt>きょう</rt>
  </rtc>
<rp>)</rp>
</ruby>

主要ブラウザの対応

IE11
Edge(EdgeHTML) ×
Edge(Chromium)
Chrome
Firefox
Safari
iOS Safari
Android Chrome

仕様書の該当箇所

4.5.12 The rp element

用途から目的の要素を探す

用途から HTML5 の要素を逆引きできます。

テキストに対する意味づけを行いたい
テキストの編集を示したい
改行や折り返しを指定したい
上付きや下付きを指定したい
テキストの書字方向を制御したい
テキストにルビをふりたい
箇条書きなどリストを表したい
セクションを定義したい
コンテンツをグループ化したい
画像や映像などを埋め込みたい
スクリプトやスタイルを埋め込みたい
フォーム関連の要素
テーブル関連の要素
ドキュメントにメタデータを付与したい
インタラクティブな要素
その他

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