wbr 要素折返し可能な箇所を指定する

wbr 要素はテキストの折返しが可能な箇所を指定します。

通常、テキストが表示領域の横幅に達すると、そこで折り返して表示されますが、例えば英単語は途中での折り返しが禁止されているため、長い英単語が表示領域の横幅を超えても、折り返しが発生しません。このような場合に、本来折り返しが禁止されている箇所でも、wbr 要素を記述することで、その場所での折り返しを許可します。

wbr 要素は折り返しを許可するだけですので、実際にそこで折り返しが発生するかは、表示領域の横幅やテキストの分量、文字サイズなどに依存します。

wbr 要素の仕様

カテゴリ
コンテンツモデル
この要素を使用できる文脈

フレージング・コンテンツが期待される場所

この要素で使用できる属性

wbr 要素のサンプルソース

<!-- 1行が長いソースコードなどで、折り返してもよい箇所を示した例 -->
<pre>
 <code class="language-javascript">
  (function() {
   var po = document.createElement('script'); <wbr />po.type = 'text/javascript'; <wbr />po.async = true;
   po.src = 'sample.js';
   var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; <wbr />s.parentNode.insertBefore(po, s);
  })();
 </code>
</pre>

主要ブラウザの対応

IE11
Edge(EdgeHTML)
Edge(Chromium)
Chrome
Firefox
Safari
iOS Safari
Android Chrome

仕様書の該当箇所

4.5.28 The wbr element

用途から目的の要素を探す

用途から HTML5 の要素を逆引きできます。

テキストに対する意味づけを行いたい
テキストの編集を示したい
改行や折り返しを指定したい
上付きや下付きを指定したい
テキストの書字方向を制御したい
テキストにルビをふりたい
箇条書きなどリストを表したい
セクションを定義したい
コンテンツをグループ化したい
画像や映像などを埋め込みたい
スクリプトやスタイルを埋め込みたい
フォーム関連の要素
テーブル関連の要素
ドキュメントにメタデータを付与したい
インタラクティブな要素
その他

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