CSS Reference

@namespace

XML名前空間を定義する

@namespace 規則はスタイルシートで使用するXML名前空間を定義します。名前空間を用いることで、異なるXML文書やXML要素間の混同を避けたり、特定の名前空間に属する要素にのみスタイルを適用することが可能になります。

@namespace 規則は、スタイルシート内ですべての @charset および @import 規則より後、かつ、他の@規則やスタイル宣言より前に配置しなければなりません。

@namespace 規則の基本的な構文は以下の通りです。

@namespace <namespace-prefix>? [ <string> | <url> ] ;

<string> は、名前空間を指定するURL（通常はXML名前空間のURI）です。<url> 関数を用いて指定することも可能です。

また、特定の名前空間にプレフィックス（接頭辞）をつけることもできます（<namespace-prefix>）。

これらを踏まえて、例えば、svg というプレフィックスを使用して、SVG名前空間を定義する場合は、下記のように指定します。

@namespace svg "http://www.w3.org/2000/svg";

または、下記のように指定しても同じです。

@namespace svg url(http://www.w3.org/2000/svg);

この状態で、下記のように指定した場合、SVG名前空間における a 要素（HTML における a 要素とは異なります）に限定してスタイルが適用されることになります。

@namespace svg url(http://www.w3.org/2000/svg);

svg|a {
  fill: black;
}

@namespaceのサンプルソース

@namespace svg url(http://www.w3.org/2000/svg);

svg|a {
  fill: black;
}

主要ブラウザの対応

IE11 ○
Edge（EdgeHTML） ○
Edge（Chromium） ○
Chrome ○
Firefox ○
Safari ○
iOS Safari ○
Android Chrome ○

関連する@-規則

仕様書

用途から CSS プロパティやセレクタを探す

用途から CSS プロパティやセレクタを逆引きできます。

対応ブラウザから CSS プロパティやセレクタを探す

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