CSS Reference

scroll-behavior

スクロール動作について設定する

scroll-behavior プロパティは、スクロール可能なボックスにスクロールが発生した際のスクロール動作について設定します。

指定可能な値は下記の通りで、smooth を使用することで、所謂 「スムーズスクロール」 を CSS のみで実現できます。

意味
auto スクロールは瞬時に行われます (初期値)。
smooth スクロールはユーザエージェントが定義した速度と動きによって滑らかに行われます。所謂スムーズスクロールが実現可能です。
なお、プラットフォームでの慣習や規約があるのであれば、ユーザエージェントはそれに従うべきと定義されています。

このプロパティがルート要素 (html 要素) に指定された場合はビューポートに適用されます。body 要素への指定ではビューポートには適用されません。

なお、このプロパティの影響範囲は、アンカーリンクなどのナビゲーションによるページ内の移動や、CSS Object Model (CSSOM) View Module におけるスクロール API によってスクロール可能なボックスにスクロールが発生した場合などに限られ、ユーザー自身が実行したスクロール、つまりマウスやキーボードの操作によるスクロールに関してはこのプロパティの影響を受けません。

scroll-behaviorのサンプルソース

.scroll-contents {
  scroll-behavior: smooth;
  display: block;
  overflow-y: scroll;
  height: 200px;
  width: 100%;
}

主要ブラウザの対応

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